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雨では仕事にならん

天候に左右される職業というのは沢山あるんでしょうね?たまたま、現在遺跡の発掘の仕事をしていますが、雨では仕事が出来ません。これから、日本は梅雨を迎えますが、心配ですね。

しかし、この梅雨のお陰で田畑は力を貰い秋の実りに向かい植物の生命は育まれる訳ですよね。現場は困るけど、恵みの雨は日本列島に幸せを与えてくれるんですよね。

今日は、午後、雨になり作業は中断したので、休みです。そこで、最近の四方山話をしたい。

(久保が外れる)

私は久保が好きなのだ、あの、言葉を殆ど話さない原始人のような戦士はどこか惹かれる存在でした。ただ、相手ゴールにボールを蹴り込む男は昔から気になっていた。そして、彼は殆どまともなインタビューに答えた記憶が無い。

そんな、彼には特別に興味を抱いていた。しかし、我々には知らない体調の問題が存在したんでしょうか?ドイツW杯のメンバから外れていた。2002年の時は俊輔に涙したが、今回は又、悲しい人がでてしまった。

久保は、外れたインタビューでは真面目に答えていた、仲間を応援する言葉であった。どれほど、ドイツに行きたかったか?涙を見せない男の姿がそこにあった。

(憲法九条について)

Blogでは政治的発言をしない事にして記事を書いてきた。しかし、最近の米軍再編問題では将来の日本についてとても気になるので書かねばならない。

先日、京都に帰省し義兄と宇治十帖の世界を散策していたが、彼がひょっと漏らした言葉があった。”日本は憲法九条でどれだけ助かったか!”という言葉である。

彼は、京都大学の法学部出身であり長く官僚の道を歩いた人物です。意外な言葉に驚いた。引退した年寄りには未来の若者の世界がとても心配なのだ。朝鮮動乱、ベトナム戦争、湾岸戦争、と世界は戦火にまみれた。ベトナム戦争ではどれだけの韓国の兵士が死んだか!

ロスに行けば判るが、ベトナム戦争の終結後に米国は韓国の為にサンタモニカに行く道筋に場所を割譲したと聞く。サンノゼに住んでいたが、ベトナムの人々を米国は受け入れた。米国の大義の戦争に巻き込まれた国の当時の姿である。

日本に米国の陸軍の指令部が来ると言う、これは植民地ではないのか?と、思うが私だけの懸念でしょうかね?何故、もっとアジアの一員として日本は針路を示さないのだろうか?と思いますね。別に、私は社会党では無いし、自民党でも民社党でもない勿論共産党でもない。

国際間の紛争を武力で解決しないという日本の憲法は素晴らしいと今でも思う。日米安保は重要である事も重々承知であるが、米国の僕になる事ではない。我々は恐れ多くも海に囲まれたヤマトの国である。自分のことは自分で決めるべきである。

一部では、中国を仮想敵国という人がいるが、漢民族は長い歴史で日本を攻めてきた事がありますか?モンゴル帝国は攻めてきた、けど、あれは漢民族ではない。

津々浦々連合で仲良く暮らす世界を何故、今、政治が出来ないのだろうか?そんなに、経済大国を維持するのに米国に隷属する必要があるんだろうか?石油がそんなに大事なのか?新しいエネルギーを頭の良い日本の若者は必ず発明してくれるかも知れない。

日本が将来戦火の地に若者が銃を持ち出かける事だけは、して欲しくないと歳がとればとるだけ強く思う。そんな事をさせない政治が必要だと思います。

(若者は古典を学べ)

人間の歴史はもともと愚かですから、過ちを繰り返す。世界史をみればその通りである。未来を考えるなら、古典を学ぶべきである。偉そうに、言う私は殆ど古典に知識は有りません。しかし、少しは自ら学んできた。

万葉集、風土記、日本書紀、古事記、古今集、枕草子、源氏物語、土佐日記、太平記、等々数限りなく古典は存在する。原文は難しいので、専門外の人は訳した本を読めばよい。この日本の先輩の歴史は意外と面白いと思う。

アジアの人々、西洋の人々と話をするには自国の歴史と文化を理解しないと話は出来ないと思います。古代、天皇が恋愛の詩を詠むのは世界史でも珍しいと思う。そんな、国が我が日本なのだ。

(結語)

自分を棚にあげてすき放題述べたが、もうこの先長く生きるわけでもないので、許されたい。しかし、経済大国を維持するために未来を誤る戦略は間違いだと思う。もっと、詩的な豊かな国民が住む国である、戦争を放棄した素晴らしい日本人を何故政治で発揚できないのか?政治家は和歌の一つも詠めなきゃ駄目とおもうけどね。(笑)

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Comments

廃仏毀釈というよりも

 武器というのは煎じ詰めると人を殺す為の道具でありましょう。
人殺しの道具を禁じる、という法律はなかなか出来ないもののようです。
その点、今の日本の憲法は、ある意味で理想的な(人殺しを禁じる)法律であるという風にも解釈できます。
我らが吉本隆明も、結局武力を持たない、というところに収斂すべきではないかと今の日本国憲法を評価しています。

 コメントとしては少し長いですが、念の為日本国憲法の一部をコピーしておきます。

第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】

 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

第九十六条【憲法改正の手続】

 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

 こういう次第ですから、憲法改正云々を今の国会議員がいくら騒いでも、議員の2/3以上、国民の1/2以上が今のこの九条をどのように変えるのかの結論に至るのには、まあ我々の余命はおろか、いくら時間があっても足りないでしょう。
国民投票なんてのをやるとなれば、さて投票率はいくら以上のバヤイとかの定義も必要になるでしょう。
第一、国民全員が今まで読んだこともない憲法、読まんなりまへん。

 ま、JOさん、当分は日本は世界に誇るべき今の憲法を変えられませんよ。
数百万人のいろんな国の人を犠牲にして出来た憲法なんです。
自衛隊を海外派遣できるか、とかの枝葉末節の議論とは違います。
お互いの国同士が人殺しをするか、どうかの問題なのですね。
それだけはやめときまひょ、というのが今の日本の憲法の精神だと思います。
異なる民族たちで一緒に一つの地球で住んでいる。
これしかないのですね、最終的な唯一のルールは。

 日本は今の憲法を変えて武力を持つようにするよりも、この憲法を楯にとって、核爆弾の除去とかの方にエネルギーを注ぐべきだと思います。
核の傘よりも蛇の目傘当たりの方が絵になるじゃないですか。
えっ?・・・・とは言っても仮想敵国が攻めてきたらどうする?ですか。
森嶋通夫先生が言うてはったように白旗掲げて降伏するんです。
今どき国際的な(目)がありますから、全員皆殺し、なんてことは出来ないのです。

 やっぱりコメントとしては長過ぎましたかね。

Posted by: ふうてん | 2006.05.17 03:44 PM

ふうてん老人どの

長文のコメント有難う御座いました。同じ意見のようですね。海に囲まれた天然の要害であるわが祖国は大陸とは異なりますね。

万が一に他国に攻められても、わが祖国は80%が山岳であります。ゲリラ戦を行い必ず侵略者を排除できます。ベトナムも南北2千キロに及ぶ細長い片方を海に面した国ですが、アメリカに勝利しました。

我々は8千キロに及ぶ列島です、大いにゲリラ戦で戦いましょう。

だから、誰が日本を侵略しますかね?

自分の国は自分の力で守りたいです。出来ないという理論は証明が難しい。

Posted by: jo | 2006.05.17 09:13 PM

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