« 雨の三連休 | Main | スーパーチップマンク だいぶ、でけた! »

八甲田の親爺の話 蚕編

通いなれた、60歳以上の馴染みの客しか入れない、自由が丘のBAR"八甲田”で久し振りにマスターと無駄話をした。連れはお馴染みテツチャンである。

(金田で食事)

何時もの、定番のカニ団子とか肉ドーフとか、しめ鯖を食べ、熱燗になった頃にテッチャンが面白いものを注文した。”柿のしろ和え”と”銀杏の包み揚げ”である。こいつが、実に美味いのである。しかし、何時も何時も満員である。カウンター席は殆ど満員である。

(カイコの話)

八甲田のドアを開けると、親爺が客と将棋を指している。ホンマ暇な店である。

この親爺は以前にも御紹介しましたが、雑学で頭の中は一杯である。雪虫の話については、以前ここで紹介しましたね。今日は、蚕の話になった。

私も子供の頃は蚕を自宅で飼育していましたので、生態についてはある程度存じている積もりでした。しかし、繭を茹でて糸を紡ぐ方法は知らなかった。親爺が言うには、茹でると臭いらしいが、桑の葉で浮いて湯だっている繭を擦ると糸口が引っ付いて来るらしい。

そして、中身の蛹を食べるそうだ。へ・・・・・・?食べるんですか?そうだと言う。

しかし、蚕は外側から繭を作り始めだんだんと内側まで繭を作る。キチキチに繭を作るが何時、前後ひっくり返るのか?謎である。そして、何で、繭を作るのか?蝶々などは繭を作らず蛹になる。蛾の種類はかなり、繭相当を作るようだ。

天蚕(てんさん)とか山蚕と呼ばれる日本列島に古くからお住まいの、蚕は栗の木とかナラの木の葉っぱを食べて、繭は、うす緑だそうだ。これは、擬態でイモ虫みたいな頃も、うす緑で危険を察知すると、葉っぱの格好に見えるポーズをとるらしい。

しかし、蛹の期間に敵から身を守る為でしょうが、不思議な事をするようになったんですね。しかし、何でイモムシみたいなもんが、蛹になり、蛾という飛行物体になるんだろうか?同じ場所では餌が無くなる危険性と近親での受精では弱い個体しか残らない危険性を知っているからなんだろうか?

そういえば、先日、NHKでは”田ガメ”の生態について番組をしていましたね。アイツは夜に4キロも飛翔するんですね。そして、相手を見つけて子供を作るそうだ。そして、番組のハイライトは田ガメに発信機をつけて、冬の間は何処で過ごしているのか?謎の解明が出来たんですね。

何と、田圃ではなくて里山の落ち葉の重なった暖かい場所で冬眠していたんですね。これで、里山の重要性が又、再確認されたそうです。

(蜘蛛もそうだ)

親爺が又、田舎時代(八甲田山麓で産れ育つ)の体験談を語る。蜘蛛もそうだと言う。子供が産れると、無数の蜘蛛の赤ちゃんが一斉に四方八方に逃げるように、散らばるそうだ。所謂”蜘蛛の子を散らす”の語源である。

そして、蜘蛛は風の強い日にお尻から、どんどん糸を出してグライダーにぶら下がるようにして、風に吹かれて何処かへ飛び去る。新天地を見つけるのだ。

そこで、テッチャンが言うには、元々が人間とは定住せずに移動する動物ではなかったんだろうか?と言う。
我々の今の感覚では、定住が当たり前のように考えるがそうではないのでは?いい子孫を残すには、身近な同士では駄目だ。彼は、そういう説を語っていましたね。

悠久の地球の歴史の中で、彼らは色んな事を考え生き延びる方法を見つけてきたんですね。今日は何故か、蚕の話で盛り上がりましたね。

過去記事 キツネの嫁入り

過去記事 雪虫の話

|

« 雨の三連休 | Main | スーパーチップマンク だいぶ、でけた! »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

 小学生の頃、蚕を飼いました。ところが、えさになる桑の葉がなかなか手に入れられなくて、あっちこっち桑の葉を探しに行きました。
 桑の葉を、一生懸命食べる蚕の姿がいじらしくって、(蚕って可愛いなぁ。)と思いました。ところが、繭を作り、その後、蛾になったときは、ガッカリしました。蚕の時だけ飼えるんなら、また飼いたいですけど・・(笑)。

Posted by: wd | 2005.10.12 02:36 PM

wdさんも蚕を飼いましたか?

そうそう、桑の葉っぱが近くにあればいいですが、遠方ですと大変ですね。なんせ、蚕は凄まじい食欲ですからね。

それに、葉っぱを食う時に行儀が悪くて、ウルサイですね。
糞の世話も大変やし、ほんま、手間ひまのかかる奴ですね。

蛾になると、確かに見た目に悪いし、粉が飛ぶし・・・。
しかし、北海道育ちのテッチャンは蚕は子供の頃は知らんかったそうです。寒いところは、桑の木が育たないのでしょうかね?

Posted by: jo | 2005.10.12 03:58 PM

 Joさん
 Охотскにも山桑の木がありました。秋になると、黒い桑の実が生って、哲も口の中を紫色に染めて食べていました。ただ、蚕は見たことはありませんでした。

 山桑の葉は、蚕に食べさせる桑の葉よりも小ぶりな葉をしているように思います。

Posted by: | 2005.10.12 08:42 PM

テッチャン

そうそう、思い出しました、山桑の実を食べる記事ありましたね。

しかし、中国の人はこんな細い糸を布にする発想は凄いですね。そんな暇が日本列島の人々には無かったんでしょうね。

絶大な権力を握る王様がでないと、考えつかないでしょうね?しかし、天蚕は存在していた訳だから絹の布を作っていてもおかしくわなかったですね?


Posted by: jo | 2005.10.13 12:10 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 八甲田の親爺の話 蚕編:

« 雨の三連休 | Main | スーパーチップマンク だいぶ、でけた! »