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ドイツ紀行(ゲーテ街道)心の旅(6)

ワイマールという土地とゲーテについてです。

参考写真 ドイツ紀行(ワイマール)マイフォト

参考写真 ドイツ紀行(ライプチッヒ)マイフォト

実はこの小さな古都で二泊しました。折りしもきつい風邪を引いてしまい、丁度、静養するには良かったです。
今回の紀行文では難しいのはドイツ語表記ですね、日本ではワイマールと発音しますが、Weimarの発音は下唇を噛んで破裂音で音を出すので、実際の現地ではブアイマールと言うのが近いでしょうか。

さて、この土地はドイツの国土の中央に位置し、日本ではドイツ最初の共和国、ワイマール共和国の憲法で有名ですね。中学か高校で学んだと思います。1918年に成立した世界初の民主的憲法を掲げた国でしたね。しかし、18年でヒットラー政権に倒されてしまいます。

(ゲーテ活躍の地)

さて、少しワイマールの歴史を振り返りましょう。16世紀にはここはザクセン・ワイマール公国の首都で有りました。その後、18世紀初頭にはバッハが宮廷オルガニスト、コンサートマスターとして宮廷に招聘されていました。文化の華を育む土地だったんですね。

その後、1775年に既に文人として頭角を現した26歳のゲーテは当時、ワイマール公国の摂政であったアンナ・アマルア候爵夫人に大臣として招聘されます。その後、50年間この小さな公国の大臣として、政治・文化両面で活躍した訳ですね。

CIMG0196銅像はゲーテと詩人シラーとのコンビの姿ですね。宮廷劇場において数多くの作品を上演し、ドイツ一番の文化都市を建設したのです。
昔の日本の旧制高校の学生ならば、必ず読んだという”若きウ”エルテルの悩み”、”ファウスト”等は日本でもお馴染みですし、シラーの”ウイリアムテル”も有名ですね。大阪大学医学部を卒業した手塚治虫さんも、若い頃はドイツの文学・哲学に傾倒され漫画”ファスト”を創作されたそうです。

CIMG0197その後、近代になり工業化時代に必要な芸術とデザインを学ぶバウハウス大学が創設され、世界的にバウハウス運動と呼ばれる近代建築・都市工学・デザインの旋風を巻き起こしました。今も5000人の学生がこの大学で研究し、成果である博物館も存在します。
娘が大学時代にバウハウスの流れを勉強した経緯もあり、武蔵野美術大学の”武蔵野美術”雑誌では昔から馴染みでした。

CIMG0202ゲーテ博物館です。ゲーテが住んでいた場所が博物館になっております。彼の集めた世界の芸術作品の他に、苦労した鉱山開発時代の鉱物資源も展示されておりました。貧乏な小国経営に奔走したんですね。しかし、芸術と政治の両方をこなすゲーテは才能豊かな人だった訳ですね。
裏庭には綺麗な花壇があり、しばしの休息をさせて貰いました。

CIMG0218先史博物館
 アタシャ一人で、家族を離れ、先史博物館を覗いてきました。有史以前のガリアの土地の考古学資料館なのです。石器時代から青銅器時代、鉄器時代へとジオラマ形式で大層面白い展示でしたね。
私以外では、一組の客しかおりませんでしたが、静かで、実に結構でした。

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Comments

 (ゲーテの街)

 「座右のゲーテ」(斎藤孝)の本を読んでから、すっかりゲーテファンになってしまいました(笑)。
 そのゲーテの街の紹介とあって、興味深く読ませていただきました。こういう土地で、ゲーテは暮らしていたんですかぁ~。

 リストの家も行かれたんですね。リストの手の彫刻はありませんでしたか?あれだけ手が大きかったので、難しいピアノ曲が作れたんですよね。

 先史博物館の骸骨は、埋葬方法を示しているんでしょうか?家も竪穴式住居みたいですね。
 (アタシャ一人で)という表現に、ご家族を誘っても誰一人ついてきてくれなかった、古代史家Jo先生の苦悩が伝わってきます(笑)。
 

Posted by: wd | 2005.09.22 05:27 PM

wdさん

才能ある人は何にでも才能があるのかも知れません。特にドイツでは政治家になるにしても、哲学が必要のようですよ。

ゲーテの場合は恵まれましたね、自分を必要とする公国の主が彼を抜擢した事ですね。芸術を越えて、生活のレベルで彼の指導を受ける領主の考え方が素晴らしいと思いました。

リストについては、息子と二人だけで訪問しましたが、二人ともピアノに関しては門外漢なので、何も判らんでした。(ネコに小判)

先史博物館は素晴らしいです、階段が無くて、螺旋状に建物を歩いて行くと、終着駅でした。工夫ですね。

自然史博物館とか歴史博物館とか飛行機博物館とか戦史博物館とか船の博物館とか・・・好きなんです。ハイ


Posted by: jo | 2005.09.22 06:59 PM

 先史博物館の写真が面白いですね。7月に行ってきた、浜頓別クッチャロ湖の続縄文時代、擦文時代の復元住居を思い出しました。

 でも、独逸の先史博物館は有史以前の姿を復元とか・・・文化の発展にエライ差がありますね |||(-_-;)||||||

Posted by: | 2005.09.22 09:54 PM

テツチャン

北海道は未だ、ベールに包まれた歴史が沢山ありますね。というか、殆ど江戸時代の後半位までの歴史は判っていないですね。

先史時代というと、世界中で似たような、生活をしていたようですね。何か、親しみを覚えましたよ。

Posted by: jo | 2005.09.22 11:19 PM

 はじめまして、私もゲーテに興味を持つひとりです。
 「ファウスト」などはなかなか難しいのですが、彼の「格言集」は現代であっても時代を超えて共感できる素敵な言霊かと思います。
 私も「ゲーテ」についてブログで記事にしました~、よかったら遊びにいらして下さいね~、ではまた!

Posted by: ルーシー | 2006.06.04 02:20 PM

ルーシーさん

始めまして、コメント有難う御座いました。

お名前からすると、350年前の人類発祥の地、エチオピアのお方のご様子ですね?(笑)

ゲーテにご興味がおありの様子、ホームページをこれから参照させていただきます。これからも宜しくお願いします。

沢山のご趣味をお持ちのようですね?

Posted by: jo | 2006.06.04 04:04 PM

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