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お盆始末記(2005) その2

さて、京都駅で朝食をしっかりとカツ丼と蕎麦を腹にしまい、戦闘開始である。所で、今日のスケジュールの按配を家内に聴く。先ず、我が家の墓参りを済ませろと指示がでる。

京都駅から近鉄に乗り、丹波橋駅で京阪電車に乗り換え、一路、特急電車で枚方駅を目指し南下する。途中、子供の頃に水遊びをした木津川を通過し、石清水八幡宮を左手に淀川に沿い南下する。右手にはサントリーの山崎の工場である、昔、斎藤道三は山崎の油座の免許を持ち京都で油を行商していたのだ。

そして、私の故郷の牧野駅を通過し、くらわんか船で有名な枚方駅に到着である。ここで、解説が必要でしょうね、江戸時代に京都、大阪の主要交通路は淀川水系であった。この枚方には大きな船着場があり、宿も多かった、旅行客に地元の人々は”くらわんか!くらわんか!”と、呼びかけながら餅を販売した。

現在、タイ旅行をした友人の話では、同じような船で旅行客に販売する人々が多いそうだ、多分に同じような風景が繰り広げられていたんでしょうね。

枚方駅で下車をして、バスで長尾駅を目指す。途中で百済王神社の前の細い道を通過する。懐かしい場所である、家内も一時、子供の頃に枚方で生活していたそうだ。一時期は同じ環境で育ったんですね。

3~40分で長尾駅に到着する。横浜から持参したお供えの花束をきずかいながら、炎天下の墓参となる。お寺で、バケツ、スコップ、雑巾、柄杓を借りてお墓の掃除の開始である。お隣さんが、本格的に掃除をしているので、いい加減な草むしりは出来ない雰囲気になり、1時間ほど草むしりと掃除に明け暮れる。

親爺と兄貴にタバコを吸わせて、自分も最後に喫煙して休憩する。ホンマ灼熱の熱さである。出来れば、お盆はもっと季節がまろやかな頃にして欲しいものだ。

次はバスで樟葉駅を目指す。お盆で道は渋滞であり、バスは遅れる、私の子供の頃の遊び場である招堤村を通過し、家内に洞ヶ峠に通じる山を指差し、あそこあたりで、兔狩りをしたと教える。家内の兔狩りは京都の伏見界隈のポンポン山でやったそうだ。小学校の年中行事として、冬に山で兔を捕まえる行事をする学校は珍しいかもしれない。

樟葉の村も様変わりしたものだ、昔は寂れた小さな村でありました。樟葉の役場に出かけて、戸籍謄本の写しを貰いにでかけた。話は変わるが、戸籍謄本とか抄本とか日本とは珍しい国であるものよ。大化の改新以来、中央集権国家の確立を目指し、大宝律令の701年全国で戸籍が制作された。

当時の戸籍で残存するのは、確か正倉院文書で残るのみと聴いている。その後、律令制度は崩壊するが、江戸時代の五人組組織、明治5年の戸籍作成となった。この、日本の戸籍の問題については、天皇との関係が深く、複雑であり、いずれは一度、記事にしてみたいと考えています。

基本的には苗字は天皇が与える事になっており、藤原氏も豊臣も天皇が与えている。我々は天皇の子孫であるという、古の氏神様国家の歴史が背景にありますね。与える側の天皇さまには、だから苗字が存在しない。

しかし、今の御時世に戸籍なんかいるんでしょうかね?国民にとり、どんなご利益があるんでしょうかね?私も早く、戸籍謄本を現住所に移す必要がありそうです。何かと、不便なことばかりである。

樟葉のデパートで食料を買い込み、宇治の家内の実家を目指した。


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Comments

 なんか、読んでいて頭がさがる。Joさん、Joさん一家は、わが国を代表する日の本の国民です。
 それにくらべて、Muなんか、……。クーラー効かした部屋で、影武者徳川家康ですもんねぇ。
 ~
 まあ、よろし。
 先を知りたいなぁ。
 なんか、さっきの記事で、Joさんの生活が変わるような書き方がしてあったのが、気になりますんや。

Posted by: Mu | 2005.08.16 10:59 PM

  横浜からお供えの花束を持参?そんな大変なぁ。途中の駅の商店街で買うところがなかったんですかぁ?
(でもそういう私も、いつもお花は奈良から持参していくんですけどね。お墓参りに花がないと不安で・・。笑。)

 帰省されても故郷の地を、歴史的にいろいろ分析されるあたり、さすが歴史学者Jo先生だなぁと思いました。

Posted by: wd | 2005.08.17 07:55 AM

Muさん

影武者徳川家康ですか?おもろいですか?

確か関が原の戦いで、家康が死ぬ設定ですよね?という事は、本当の天下統一事業は影武者がやったという事ですな?

影武者といえば、黒澤監督の”影武者”ですね。こちらは、武田信玄の替え玉でしたね。

替え玉がいると、便利やね、仕事したくない時は影武者にやらせて、クーラーの部屋でこっそり影武者徳川家康なんてね。

Posted by: jo | 2005.08.17 10:00 AM

wdさん

ホンマにわざわざ、横浜から持参せんでも良さそうですね。ただ、お寺に到着が早朝であると予測していましたので、花が買えない事を想定しての、万端の準備でした。

故郷については、歳をとるに従い詳しく知りたくなりましたね。子供の頃に何も知らずに遊んでいた、牧野車塚古墳とか葛神さんの祠、片埜神社の境内、百済寺跡、天の川、・・・そんな場所の歴史をちゃんと知りたくなりました。

Posted by: jo | 2005.08.17 10:08 AM

お盆に動くと大変ですね

 お盆の混む時期に高速道路を走るとは大胆不敵やなあ思いました。
それにしても11時間ですか。
帰りも・・・まあそれなりに掛かったのでしょうね。
何ともはやコメントのしようがありませぬ。

 戸籍というのが当方にはよく分かりません。
本籍地という意味もよく分からない。
実際に住んでいる(住所)とは別に(本籍地)を定義できるでしょう?
当方などはその深い意味も知らないまま、結婚してからは本籍地=住所としております。
伊予市→多摩市→国立市と移動に伴い変えているわけ。
利便性のためにそうしているのですが、結婚して本籍地を移した時、親戚のオジちゃんと大喧嘩になりました。

 最近市役所で聴いたのですが、戸籍の扱いも(電子化)に伴い、これまでとは変わるようですね。
内容はよく知りませんが。
戸籍といいお墓といい、時代と共に意味合いが変わっていくのでしょうね。
同じように冠婚葬祭のあり方もねえ。

Posted by: ふうてん | 2005.08.17 12:33 PM

 枚方・牧野・長尾、樟葉、招堤の場所を初めて確認しました。京都に帰ると聞いてましたが、住所は大阪府~なんですね。

 寝屋川高校はどこにある?なるほど。北河内・・・平城京、平安京、大坂城の中間地点?がJoさんの故郷ですか~

 Joさんの本籍は、昔から同じ所のままなんですね。哲の場合、上サロベツ基線XXXから札幌、そして今は東京足立区です(>_<)

Posted by: | 2005.08.17 12:34 PM

ふうてん老師はん 生きてますか?

歳とると夏は厳しいですな・・・・。冬は寒いと服を着ればいいけど、暑いのは裸以上にはなれんからな・・・・。

そうかというて、水のシャワーを浴びたりすると直後にメチャ暑くなるからね・・・。

ご指摘の大胆不敵なお盆休みのバス旅行!初めてのバスでの京都、東京の往復。幸い、帰りのバスは京都駅を夜の11時半に出発し、新宿に朝の6時半頃に到着しました。

ま、何事も経験せんことには、判らんからから、今回のバス旅行の経験も何か役立つでしょう。

本籍の問題ですが、現住所に移すのが原則便利ですね。それより、こんな戸籍制度を何とかして欲しいです。

アメリカでは勿論有りませんが、殆どの人の本籍はアイルランドの片田舎とか、アフリカとか、世界中の地名が出て来るやろなあ・・・。

アメリカはそういえば、住民票も無かったな・・・・。ソーシャルセキュリテイ番号だけや。

Posted by: jo | 2005.08.17 01:15 PM

テツチャン

サロベツ原野育ちの御仁で、その後は東京でお暮らしの身なれば、関西は判らんやろね?

しかも、北河内郡大字招堤村なんて、異国みたいなもんやろね?話は変わるけどね、日本という国は今でも二つに別れているんとちゃうやろか?

古代、大和王権が成立して以来、今日までの日本の地名の呼び方が調べると、面白い事が沢山でて来ました。

今度、記事にしますけど、坂東、関東、東国、近畿、関西、西国、・・・・これが、鎌倉幕府の成立以来、京都文化政権と鎌倉・江戸文化政権の二つが存在するんやと、思います。

テツチャンのオホーツクは未だ、解明されていないので、これから残りのテツチャンの人生で、研究されては如何でせうか?

江戸時代末期までは、北海道は未知の地だったんと違いますか?おまけに、オホーツクは?
ひょっとすると、面白い国があったかも知れませんぜ?

Posted by: jo | 2005.08.17 01:32 PM

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