« 琉球紀行(3) 暮らしと生活(2) | Main | Deep Impact 彗星に命中する »

琉球紀行(4) 暮らしと生活(3)

2005_07050072

2005_07050073
さて、台所です。旧島袋家の豪農さんのお家の台所です。築150年が経過していますね、江戸末期という按配でしょうか。
日本でも馴染みの鉄瓶とか釜がありますし、臼もありますね。そして、石臼もあります、これで、穀物を摩り下ろしたんでしょうね。

2005_07050074次は、竈ですね。大きな中華鍋のようなものが二個並んでいます。そして、竈神を祭っています。竈は日本では西日本に弥生の時代から普及しますが、東日本は囲炉裏の文化が長く続きましたね。
地べたに置くと虫とか蟻に襲われるものは、空中に吊り下げています。


2005_07050075ハガマ(釜)は単独で存在します。私の子供の頃ではこのような竈で御飯を炊いていました。始めチョロチョロ、中、パッパ。これは火の扱いを言います。最後は火を落として蒸らします。火の按配で御飯の出来はまるで、違うのです。


2005_07050090この方は、ミルク神(弥勒)さんですね。これは、布袋さんの顔をしていますね。実は、中国南部において布袋和尚が弥勒の化身と考える思想が12世紀の頃に普及し、台湾、ベトナム、等々でもこの思想があるそうです。ミナイ・カナイの思想としては海上から来られた、弥勒さまが五穀豊穣をもたらすと考えたんですね。
しかし、ユーモラスで楽しいです。しかし、なんですね、私の大好きな日本の国宝第一号の広隆寺さんの弥勒菩薩さんとは、えらい、違うイメージですな。

|

« 琉球紀行(3) 暮らしと生活(2) | Main | Deep Impact 彗星に命中する »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 琉球紀行(4) 暮らしと生活(3):

« 琉球紀行(3) 暮らしと生活(2) | Main | Deep Impact 彗星に命中する »