琉球紀行(3) 暮らしと生活(2)
先ずは、神アシャギにお参りです。神アシャギとは村で神を招請して祭祀をする場所、建物をいいます。四柱造りで竹茅葺きの屋根でできています。
御嶽(ウタキ)とも呼ぶ神聖な場所もあり、村を守るところもあります。又、琉球では海の彼方から来られる神である、ニライ・カナイを祭る場合もありますね。
これは石敢當(いしがんとう)と言います。琉球では邪、もののけは直進しか出来ないので、道が二股に分かれる場所とか、丁字路の突き当たりにはこの文字が刻まれて、邪を払います。石敢當とは中国人の名前で昔、千本の矢を受けても持ちこたえた豪傑にちなんだそうです。そういえば、中国のキョンシーはピョンピョンと真っ直ぐにしか進めませんね、中国の思想ですね。
おっと、これは冗談です。ガジュマルの木の上に作ったゲゲゲの鬼太郎のお家です。これは、涼しそうなお家ですね。少年時代にこんな木があれば、絶対に造ったと思う。
織物は苦手で判りません。ただ、糸芭蕉の繊維をつむぎ糸にして織る、芭蕉布織は存じています。それに、中国から技術は導入されているので、絹糸、綿糸、麻糸を使い藍で染める技術はレベルが高かったと思います。琉球の着物は美しいし、カラフルですよね。
織物はボロがでないうちに、次に進みましょう。
なんせ、機織とか着物とか門外漢であります。
次は稲作農耕の道具の番です。私が少年じだいに北河内の農村で見られた道具が有りました。足でこぎながらドラムを回転させて、稲の穂を削ぎ落とす機械。足踏み脱穀機ですね。そして、”とうみ”という箱のような機械ですが上から稲穂を脱穀したものを投入し、ハンドルで箱の中の風車を廻し籾殻を吹き飛ばす機械。あ~~懐かしいです。
これは、懐かしい、縄を作る機械です。右側に左右に二つの穴が有り藁を別々に突っ込みます、そうすると真ん中で捻りながら縄を編んでくれる機械であり、北河内でも同じものが有りました。子供の頃友人の農家のお家ではよく見かける風景でしたね。
これは、千歯こきですね、昭和20年代ではあまり使われないようでした、が、まだ存在していましたね。稲の穂を削ぎ落とす道具です。
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Comments
(神アシャギ)
Joさんの隣におはしますのが、アシャギかと思ってしまいました(笑)。それはシーザーで、祭祀をする”場所”がアシャギですね。
(琉球のもののけ)
「琉球では邪、もののけは直進しか出来ない」
なんか猪みたいですね(笑)。
(ガジュマルの木)
こんなに大きくなるんですかぁ。ドラマ”ちゅらんさん”では、主人公とその恋人が、小学生の頃にガジュマルの木を一緒に植え、大人になってその木の下で再会して、愛を誓い合うという、とってもロマンチックな木だったんですけど・・。Joさんにかかったら、ゲゲゲの鬼太郎の家ですか~。はぁ~(涙)。
Posted by: wd | 2005.07.07 04:30 PM
wdさん
後ろの建物が”神アシャギ”です、わかり難くてすまんどす。
ニライ・カナイとかの話になると、尽きませんので、話しませんが、日本でも地方によってはお盆に先祖が海の彼方からご帰還あそばす儀式が有ります。
日本も弥生の頃から棺桶は船の形をしたものが沢山発掘されています。今でも、お船入りと言いますね。海洋民族の記憶ですね。
キョンシー映画を観られた事が有りませんか?両足を揃えて、ピョンピョンと跳ねて、両手を揃えて前にだし悪い事をする連中。
オデコにお札を貼ると鎮まりますね。
ガジュマルの木は凄い生命力ですね、そして、木の上に家が出来そうですね。夏は涼しくていいでしょうね。
Posted by: jo | 2005.07.07 05:05 PM