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下北沢界隈

友人のふうてん親爺と待ち合わせる場所は、殆ど下北沢である。およそ、親爺どもとは無関係な若者の世界である。

(待ち合わせは北口)

何時の間にか、北口で待ち合わせる習慣が出来てしまった。昔はこの北口の前に酒屋があり、暇な時間にはワインの物色をしていた。今は、時代ですね、コンビニに変貌した。

ここから、4~5分の距離の所に素敵な地下のレストラン&バーがある。ここで、何時も先ずビールとワインを飲み少し、小腹の足しをして歓談する。周りは、若者と中年の女性陣ばかりである。そこで、場にそぐわない初老の二人は飲んでいる。先日は蝦夷地の哲ちゃんも参加していた。

(劇団の街)

古くからの知人に劇団”京”の代表をされている人がいる。以前、ふうてん翁とスタジオを表敬訪問した記録がある。その他、”本多劇場”とか、色々ある。路地は狭く、元気な若者達で満ち溢れた元気な街だ。

(めるか~と) 原文では:メルカトーレと間違い表記しました

ふうてん親爺が好きなレストランがイタリアンの”メルカトール”(名前は多分この名前と思うが不確かである)である。
注:間違いでした、本当は”めるか~と”でした。
店の二階からは、大きなイタリアの国旗が出ているので判りやすい。隣がたこ焼き屋というのが、下北沢らしい。

ここのマスターとふうてん翁は仲が良い。いつもニコニコして、客が来る前に早い時間に訪れ会話を楽しむ。これが、ふうてん翁の流儀である。軽くビールを一杯飲んで、次はワインである。元気な時は白のボトルを飲むが最近はグラスの白ワインを飲み、赤のボトルを注文する。

マスターはふうてん翁のワイン好きを熟知しており、安くて美味いワインボトルを出す。最初の料理は必ず、ペペロンチーノから始める。この料理は簡単で且つ一番難しいスパゲッテイの料理だ。唐辛子とニンニクとオリーブ・オイルだけの素材で塩加減と胡椒で如何に美味いスパゲッテイを作るか。

私は、観測するにふうてん翁は先ずシェフに緊張をさせて、今日の晩餐会の開会を告げる。そんな気持ちではないかと、私は何時も観測している。joは週末はシェフである、このペペロンチーノだけは、今まで上手に出来た事はない。

(イタリア料理について)

イタリア8日間の旅を家族でした事があるが、日本人の好みに合う料理が多い。地中海の豊富な魚貝類が中心であり、それにローマ帝国という文化文明を築いた国であるので、料理は奥が深い。およそ、文化文明の歴史の無い国では料理が貧相である。

イタリアンの要はオリーブオイルとトマトである。オリーブオイルだけは、ピンキリであり高級なものは実に値段がはる。ふうてん翁はあまりトマトを食されないので、何時も季節の魚貝類の注文となる。

三陸の岩牡蠣とか白子がお好きであり、季節には必ず注文する。私はいつもこのレストランで料理の勉強をする。シェフが大きな分厚い鉄板の上で料理をする。イタリアンは鉄板料理である。この分厚い鉄板が無ければ、出来ない。

イタリアという国は訪問して初めて知ったが、彼らにはイタリアというひとつの国の意識が殆ど無い事実である。これは、衝撃でありました。都市国家だったわけで、フィレンチェ、パルマ、ベネッチア、ローマ、等々と昔の日本の幕藩体制下の諸国の感じである。だから、セリエAではクラブ同士の戦いが激しく、ホームでの応援は凄まじい。

(国と料理)

世界の各国の料理を楽しむ時には、やはりその国の自然環境と歴史を知らねば、本当に理解することは出来ないと思う。昔、中華料理屋にゆくと何で何時も巨大な中華鍋で凄まじい火炎の中で料理するんやろ?と不思議でしたね。
ひとつの中華鍋で全てを製造する、素晴らしいシステム。

中華は火炎の料理、日本料理は刀の料理ですね。切れ味鋭い刀で魚肉を引いて切る。細胞を壊さずに生かした料理を作る芸術。中国人は中華鍋を背負い料理修行へ、日本人は包丁一本さらしに巻いて料理修行。

そこで、判らんのが大英帝国である。七つの海を支配し、産業革命を起し、かの日露戦争ではバルチック艦隊との戦いでご恩のある大英帝国の料理が判らない。

かつて、ロンドンにて地元に人にロンドンで一番美味いものを食わせてくれと、頼んだ事がある。連れてゆかれたのはインド料理屋でありました。そうか、昔、インドは英国の植民地でありましたな~~と、複雑な気持ちでしたね。

そして、ふうてん翁と二人で、英国から出張してきたビジネスマンと食事をした時の話であるが、彼はこう言いましたね。英国の料理で一番はシチューであると。一週間ほどゴトゴト煮込んだ田舎料理のシチューが世界一であると。

何れにせよ、酒と料理は文化であり、その国の自然環境と歴史と文化レベルに相関しているのでしょうね。


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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

 そう言えば

 昔、新百合ケ丘でアングロサクソンとゲルマ
ンを冷やかしましたね。

 アメリカへ行くとチャイニーズやらイタリア
ンやらジャパニーズやらフレンチやらのレスト
ランはあるのだけどイングリッシュやらドイッ
チェ(ジャーマン?)やらは寡聞にして聴きま
せんがどうしてなんでしょうね?

 そうしたら連中、ちょっと待ってという素振
りをして作戦会議にはいりましたな。
即答は出来ませんでしたね。

 JOさんと一緒にいじめたのはアングロサク
ソンでした。
別の日にゲルマンもからかってやりました。
近代文明、コンピュータやら車やらは連中のも
のですから、なんぞアキレス腱はないかいなと
思案した結果、ここは一つ料理で攻めたろかと。

  連中、日本にも意地の悪いのがいる、いう
ことに気づきましたかねえ。 

Posted by: ふうてん | 2005.03.16 10:27 PM

ふうてんさん

思いだしましたか?新百合では英国人相手でしたね。
”英国レストランは世間で聞かないね?”とね。
あんたら、何くってるの?食文化はどうなってるのか?

連中は流石に、英国人やね、レストランは貧乏人に飯を食わせる場所だと、来ましたね。英国人の料理は採算に合わないと反論してました。

しかし、シチューを担ぎ出して、製作に時間がかかりコストが合わないと。よう、短い時間で反論を考えよりました。

しかし、私の経験では英国、アメリカは料理音痴やね。あまり、うまいもん食べていませんね。可愛そうです。

ドイツ人相手の時は同席していませんでした。ま~似たようなもんでしょう。

Posted by: jo | 2005.03.16 10:59 PM

Joさんに誘われるままに”下北沢界隈”に出かけた、歩いた。関東に36年間も住んでいるというのに、下北沢駅で下車したのは初めてでした。新鮮な感じがしました。Joさんありがとうでした。

ご一緒したふうてんさんは昔から下北沢界隈を徘徊していたそうだ。”若者の街風”な通りなのに、まるで自分の家の庭を散歩するようでした。ヒョウヒョウと歩かれ、案内役を務めていただきました。楽しい夜をありがとうございました。

メルカトール!はっきり覚えているのに何なのか思い出せない。googleした。「メルカトール図法」で知られるメルカトールは1512年3月5日、”ベルギーのルペルモンドで生まれた”とあった。

イタリアンレストランなのにお店の名前が”メルカトール?”どういう意味なんだろう。

Posted by: テッチャン | 2005.03.17 01:24 PM

 めるか~とです。

  メルカトールではなくメルカートなんです。
 イタリア語で(市場)という意味の様です。
 IL MERCATOと綴る様ですから、英語
 のMARKETと語源は同じだろうと考えら
 れます。

  ちなみに下北沢のお店ではひらがなで、
 (めるか~と)と表記しています。

Posted by: ふうてん | 2005.03.17 02:49 PM

"めるか~と"、Mercato、Marketですね。なるほどね、了解しました。

Posted by: テッチャン | 2005.03.17 03:41 PM

 joさん、写真はないんですかあ~~?

 >下北沢・・・京都で言えば、どんな街を想像したらいいんでしょう?
 同志社のあるあたり?それとも百万遍のあたり?
 ”若者の街”ってどんな風なのかしら・・。
 

Posted by: wd | 2005.03.17 08:57 PM

哲ちゃん
ふうてんどの

お騒がせしました。多分20回以上は訪問してるお店ですが、名前を覚えられない。

阿呆な筆者とお笑い下さい。ふうてんさん、有難う。マスターにどやされる所でしたね。

今度、哲ちゃんもお誘いしますね。

Posted by: jo | 2005.03.17 10:42 PM

Wdさん

今度、ふうてん親爺とでかけた時に写真をとります。そして、この記事に挿入しましょう。

ここらあたりが、既存のメデイアと違うところで、記事が皆さまの意見をいれて、進化?する。こんなメデイアは有りませんでしたね。

話は下北沢から飛びますが、太平記とか平家物語とかは、大衆に聞かせて反応を見る。そして、大衆に受けるように進化した文学ですね。

その経過が判らない、今では。

え?若者の街を京都、奈良の住民にわかり易く述べよ?

難しいどす、京都はもう離れて35年経過した。一言で言うと、原宿は10代、下北沢、吉祥寺は20代、でしょうか。銀座の夜は最近はIT若者経営者の世界だそうです。

Posted by: jo | 2005.03.17 10:53 PM

 下北沢は京都にはないです

  京都150万人、東京1200万人。
 この違いは決定的です。
 (京都でいえば、どのあたりに似てます~?)
 と問われましてもねえ。

  大量の(出稼ぎ人)が集まる街です。
 地上やら地下に鉄道網が張りめぐらされて
 いて、連中を運びます。
 
  下北沢は小田急線と井の頭線が交差して
 いて新宿、渋谷、吉祥寺からも近くです。
 主要道路が通っていないので電車の客が中
 心の、車のいない不思議な空間なのです。

  車で乗り付けられない・・・ということ
 はお金持ちは来ないということになります。
 つまり財布の軽い連中を相手とした店ばか
 りということになり、自然若い人の比率が
 高くなります。

  JOさんもふうてんも老人ですが財布は
 持たないのです。
 WDさん、お分かりになりました?

Posted by: ふうてん | 2005.03.18 12:39 AM

joさん、ふうてんさんへ

 まあ~、またもや回答不能な質問をいたしまして、ごめんなさいm(_ _)m。

 奈良30万人の人間にとっては、1200万人という数字は想像もつきません・・。

 行ったことあるのは、渋谷・原宿・浅草・上野・銀座ぐらいなもので、東京へ行って一番困るのは食べ物なんです。(居酒屋のほかは、どれも高いです。)
 関西にはあるモーニングという手頃な値段の朝食がないので、いつも朝ご飯はMacです(涙)。

 電車で行ける美味しい素敵なレストランがある「下北沢」・・・今度上京の折には、行ってみたいです(笑)。

 

Posted by: wd | 2005.03.18 10:35 AM

ふうてん翁どん

記事を書いた本人よりも、的確なる質問者に対するご回答、恐れいります。

どうりで、下北沢ではタクシーが拾えませんね。不思議な場所ですね。

私は結構、気に入っていまして、アメリカにあるコーヒーハウスのようなお店が沢山あるので、気軽にウイスキーを飲めるし、雰囲気が好きです。

Wdさん

東京の喫茶店でもモーニングのメニューが有りますよ。巣鴨時代にはよく近くの喫茶店でモーニングを食べていました。

Posted by: jo | 2005.03.19 12:54 AM

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