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歯痛の話

先週から、歯痛が始まり辛抱強いjoは我慢していた。しかし、遂に週末の激痛には我慢出来ずに月曜日のお昼にいつもの医者を訪問した。私は、身体は何処も悪くないが、歯だけは子供の頃から、医者に大変に世話になっている。

(温めるか、冷やすか)

子供の頃に歯が痛くなると、父と母で意見が異なり、往生した。父は温めろと言う、母は冷やせと言う。洗面器にお湯を沸かしタオルをアツアツに熱して、頬に当てる。強烈な熱で顔中が燃えるようになる。不思議と、痛みが消えて行く。

子供の頃は、父に軍配を上げてというか、冷蔵庫が無い時代でしたから、熱湯を使う療法であった。母の療法に切り替えたのは、中学に進み冷蔵庫という文明の利器が我が家に到着してからである。勿論、小学生時代でも氷屋さんが運んでくる、1貫目、2貫目という氷を使う冷蔵庫は存在した。

しかし、それは、夏の季節だけであり、歯痛は年中おかまいなしで発病する。従い、私の子供の頃の歯痛の記憶は熱湯に漬けたタオルの記憶である。

(今治水)

虫歯にはとにかく、今治水(こんじすい)という、水溶の薬を使用していた。これが、本当に効いたかどうか判らない。
子供の頃の薬では、この歯痛の今治水と腹痛の奇応丸しか記憶にない。奇応丸は万能薬でありました。

(笑気ガス)

米国駐在にゆく頃に渡米前に、虫歯を全て完治処理しようと、近くの高名な歯医者に通った。この親爺はアメリカナイズされたような歯医者で、やたら笑気ガスを使用する。ガスを吸い始めると意識はあるが、感覚が無くなるのである。

巨額の金を払い、笑気ガスを相当に吸わされた。しかし、腕は素晴らしく、数年間は一度も米国では歯痛にならなかった。

(米国で歯医者は高額)

米国はシリコンバレーで部下のH君が歯医者に世話になった。費用は200万から300万必要になり、彼は貧乏になった。米国で歯医者だけはかからない方が良い、高額である。必ず、日本に帰国して日本の医者にかかる方をお勧めする。

(子供の歯にまつわる風習)

日本では、子供の乳歯が抜けると、したの歯は屋根の上に投げ、上の歯は土に埋める。再生の祈りである。

米国では、枕の下に入れる。そうすると、朝起きると25セントに換わっている。

面白いですね。

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Comments

 joさん、大丈夫ですかぁ~?歯の痛いのだけは、ホント辛いですよね。

 「今治水と腹痛の奇応丸」
 両方とも聞いたことがありますが、今なら歯痛には”バファリン”腹痛には”正露丸”でしょうか。
 ”ヒヤキヨーガン”は子どもの夜泣きに飲ませましたが・・。

 「日本では、子供の乳歯が抜けると、したの歯は屋根の上に投げ、上の歯は土に埋める。」
 これやってました。「下の歯が抜けると上に投げ、上の歯が抜けると下に投げる」と祖父や祖母から聞いたので、やってみましたが、下の歯を上に放り投げてもまた下に落ちてくるので、”一緒やん!”と子ども心に思いました(笑)。本当はjoさんの言うような意味があったんですね♪

 自分の子どもの乳歯は、小さな瓶に全部ためてありマス。
 こんなことするの、私ぐらいだと思っていたら、友達も同じことをしていました(笑)。
 少子化のせいかな?

Posted by: wd | 2005.03.08 09:11 AM

田舎は甘いものが豊富で、手入れも悪かったらしく、哲も歯はメチャ悪かった。甘いものといっても、お菓子や飴ではありません。僕が育った地では、ビート(甜菜)を栽培している農家がありました。甜菜糖があったのだと思います。それと、ビートを刻んで煮て甘いそれをしゃぶっていたそうです。自分には記憶はありませんが、その煮たビート片を喉に詰まらせて、危うく命を失うところだった。と、大きくなってから聞かせられました。頭を打った他、脳味噌の酸欠状態も経験していたみたいです。

Posted by: テッチャン | 2005.03.08 05:35 PM

wdさん

優しい人ですね、お子さんの乳歯を保存されているんですね。私なんぞは、とうの昔に北河内の缶詰工場の屋根の上に放り投げて朽ち果てました。

子供の乳歯の再生の祈りは、多分日本の縄文より古くからある思想だと思います。

青森の巨大縄文遺跡である、三内丸山遺跡でも確か、子供の遺体は家の入り口の敷居の下に埋めたそうです。

多くの女性が敷居を跨ぐので、子供の魂が再生して再度生まれ変わり産まれると祈ったわけです。

日本人の心の中にはこのような、優しい気持ちが古代より存在したんですね。

Posted by: jo | 2005.03.09 01:09 AM

哲ちゃん

北海道はビートなんやね。私は、まだ拝見した事がないんです。カブラの一種ですかね?

私は、子供の頃に砂糖水を氷らせた、ピンポン玉くらいの氷菓子を喉に詰まらせた事があり、死にそうな目に会いました。

同じような、経験ですね。よくま~~生きて来たね。

Posted by: jo | 2005.03.09 01:15 AM

テッチャンの家では乳歯が抜けた時は、下の歯は天井裏、上の歯は縁の下に放ってました。ただ、次のような掛け声を発してました『ネズミの歯~と、取っ替えて~!』とね。
鼠さんは壁に穴を開けちゃうほど、丈夫な歯を持っていましたからね。そういう歯が欲しい・・・ですね。北海道は単純だ!

Posted by: テッチャン | 2005.03.09 01:09 PM

哲ちゃん

鼠の歯は 面白い発想ですね。確かに、鼠の歯は綺麗やし強そうですね。

お互い、歯が弱点だったようですね。

Posted by: jo | 2005.03.10 08:24 AM

甜菜(ビート)ってのはカブみたいなもんやろか~?とありましたが、その通りです。サロベツ原野では直播きだったと思います。最近は、ハウスで苗を育て、畑に移植という栽培方法が主役になっているみたいですね。
→http://park11.wakwak.com/~potato/nouzyou/bi-to/guide.html

Posted by: テッチャン | 2005.03.10 08:52 AM

ビートも欧州とか西洋の根菜ですよね。どうも、北海道は日本とは異なり、西洋の香りがしますね。

ミュンヘン、札幌、ミルウオーキーとコマーシャルが昔ありましたが、同じ緯度にあるんですよね。だから、自然環境が似てるんでしょうか。

本土は温帯モンスーン地帯ですから、かなり異なるんですね。

日本は、亜熱帯から始まり、本当に南北に長い特殊な自然環境を持つ不思議な国なんですね。

Posted by: jo | 2005.03.10 11:41 PM

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