« 今日の富士 | Main | タバコの四方山(よもやま)話 »

大化の改新 門脇説

大化の改新については、門脇禎二先生が存在しなかったと、述べておられます。”日本史七つの謎”講談社の本では松本清張さん、佐原真先生との鼎談で記述されている。

(門脇説)

・大化の改新の詔は存在しなかった。
・改新の詔、四か条は日本書紀の646年正月に記載されているが、その文章は、のちの、671年の近江令のものでは、ないか。
・しかし、この説は間違いでもっとあとの、689年の浄御原(きよみはら)令か、701年の大宝令ではないか。
・改新の詔は後世の作文であった、という説。
・その理由は改新の詔の文章に、”郡”という言葉がある。大宝令以前には”国、評(こうり)、里”である。
・”国、郡、里”の制度は大宝令以降の時代である。

・その後、藤原京の木簡が出土し、当時使用していた木簡では”国、評、里”と記述されていた。これで、考古学的にも立証された。

(反論説)

・原詔があり、それを”日本書紀”が律令制の言葉で修飾した。
・最初の3条は律令制下にもある制度であるが、最後の4条の調などの税制は律令の制度と一致しない、だから原詔は存在した。

門脇さんは、1992年当時、反論説の方に押されていると説明、しかし、班田収授制とか戸籍なんて646年には出来なかったと、述べた。

日本の歴史の通説では,蘇我氏が悪者扱いですが、その後の中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)の政策を見ると
蘇我氏が考えた律令制で有力豪族を官僚として位置ずけ、律令制で縛る戦略路線を採用した。

追記(jo意見)

大化の改新については、色々と謎が多い。中臣の鎌足と中大兄皇子の共謀クーデター説が歴史書の語るところであり、蘇我入鹿は悪者という定説である。しかし、その後の天智天皇と近江朝での秦氏の活躍、そして、天武朝に大転換してからの、秦氏の衰退が続き、再度、平安京の桓武天皇さまより、又、秦氏は歴史に再浮上する。

平安京の時代となり、秦氏は藤原氏と合流して、新たな藤原氏となりその後わが国の第二次大戦が終わる迄、歴然と大きな影響力を持ち続けるのである。

と、すれば、中臣の鎌足、中大兄皇子の背後には、当時は蘇我氏のグループであった、秦氏のクーデター(内ゲバ)も可能性があるのでは、ないでしょうか。

過去記事 『秦氏が気になる』

|

« 今日の富士 | Main | タバコの四方山(よもやま)話 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

まだ目がさめないという、状態なんですが。
昨夜、聖徳太子と海豚じゃない入鹿が同一実物とかいう珍説をどこかで目にしました。
年代はあうのだろうか。

Posted by: Mu | 2004.12.08 05:04 AM

Muさん

お疲れの御様子ですね、まさに『師走』ですね。
先生はやはり、年末になると走るんですね。

聖徳太子さまと入鹿が同一人物であるという、本は昨夜から読み始めています。

日本書紀とか古事記は、製作が天武天皇さまの時代のものですから、天武朝の立場で書かれていると、考えて考察が必要なんでしょうね。

大事なのは、天武朝を支えた豪族の分析と天智朝を支えた豪族の分析でしょうね。

Posted by: jo | 2004.12.08 10:47 AM

本日のNHKでは、その時歴史は動いたで、大化の改新が放映される予定です。

黒幕がいたのではないか? 通説である、中大兄皇子と中臣鎌足共謀説とは異なる展開と思われます。

私は多分に、ゲストの先生の顔からは、蘇我倉山田石川麻呂ではないかと思われます。軽皇子を担いでの蘇我本宗家に対する確執でしょうね。

しかし、未だ黒幕がいるように思えます。残念ながら私は本日テレビを見れないので、残念です。

Posted by: jo | 2004.12.08 03:00 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 大化の改新 門脇説:

» お正月の心づもり [MuBlog]
 いま、夕方の7時前後だが、今日はめずらしく仕事がはかどって、ほっとした。  と、こういうことは葛野記に記しても良いのだが、お正月のことでメモがあった方がよいの [Read More]

Tracked on 2004.12.07 07:14 PM

« 今日の富士 | Main | タバコの四方山(よもやま)話 »