最近読んだ本
最近、3冊の古代史に関する本を読んだ。正確には読み直した、以前に一度購入しており再度、読み直した。
しかし、結果は”あまりよく判らん”の結論です。
○邪馬台国の秘密 高木アキ光 角川文庫
○卑弥呼は語る 朴ビョング シク 学習研究社
○聖徳太子は蘇我入鹿である 関裕二 KKベストセラーズ
(宇佐神宮)
この神社については、私も以前より興味を持っています。高木さんの本で始めて、知ることが出来たのは明治の頃に起きた事件の事です。
氏の話によれば、宇佐神宮そのもが大きな前方後円墳の上に建設されてているという説です。事実、明治の頃に現在の神楽殿の大きな前庭に聳える楠の根を切断する為に掘削をしたが、大きな石棺が出現した。
長持形、高さ1メートル数十センチ、巾1メートル数十センチ、長さ2メートル数十センチの角閃石の巨岩を一つを削りあげて作った石棺であった。
奈良時代に例の道鏡の事件で、宇佐神宮が登場しますが、何故天皇家の後継ぎ問題という重大な宣託をこの神社は持つのか?疑問であります。当時は未だ、天武王朝の系譜が綿綿と続いていた時代です。天武天皇のルーツと深いかかわりがこの神社に存在すると考えていました。
(言葉で復元古代史)
私は、何冊か古代朝鮮語と日本の古代史に関わる本を読ませていただいた。多分、多くの朝鮮半島の人々が日本列島に渡って来られたので、痕跡が残っていると思います。やまと言葉には無い、言葉が沢山存在しているのでしょうね。
飛鳥時代、卑弥呼の時代、中国語と朝鮮半島のツングースの遊牧民の言葉は満ち溢れていたと思います。その典型が聖徳太子さまで10カ国の言葉を理解出来たのでは、ないでしょうか。
(蘇我善徳)
先代旧事本紀という歴史書が有ります。物部氏の歴史書と呼ばれています、平安初期に製作された本ですが真偽は定かではありません。学者は偽書の烙印を押している本ですが、古代史マニアには格好の材料であります。
そもそも、悪者扱いの蘇我入鹿に人々は怨念の仕打ちを恐れたのか?もともと、悪者が殺害されても祟りません。作者の疑問の根底に蘇我入鹿の歴史が歪められたと考えた。
初代、元興寺館長の蘇我善徳(ぜんとこ)の名前が日本書紀に一度しか出現しない事に不信を抱いた。結論は大胆な本の表題通りの結論でありました。
色んな、本を読むのは面白いです。理解できようが出来まいが、面白いです。古代史は誰でも参加できるミステリーの世界なんですね。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- エゾライチョウとクマゲラを見る旅 総括編(2018.07.09)
- 2018年春の渡りの飛島 総括編(2018.07.09)
- 南ゴビ砂漠探鳥紀行(2018年6月15日~20日) 総括(2018.07.06)
- 2017年 春の渡りの飛島記録(2018.05.15)
- 豪州鳥見紀行 ケアンズ・エアーズロック・シドニー チエックリスト(2018.02.21)
Comments