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雪虫の話

先日、自由が丘の山口瞳さんが、愛した”金田”で食事をして、”八甲田”に久しぶりに蝦夷地出身の黒ちゃんと出かけた。

お店は、相変わらず偏屈親爺が一人生きていた。時間が未だ早いので、奥さんは未だ居られない。齢を重ねた三人で色々面白い話が出来た。

(雪虫論議)

黒ちゃんに、そろそろ会社もクビだから、故郷の蝦夷地に帰らんのか?という、話を持ち出した。彼は冬がたまらんから、帰らんと言う。拍子を打って八甲田出身の頑固親爺がそうだそうだと言う。関西出身の人間が弘前藩、斗南藩の冬の暮らし、蝦夷地の冬の生活なんか理解出来ないとのたまう。

とにかく、年寄りだけでは生活は大変であると言う、自宅の前の道を雪上車が走ると家の庭は雪の山が出来る、そして氷になるそうな。しかし、この親爺どもは遥か35年以上昔の話であるから、信用は出来ない。

そこで、話題を切り替え昆虫とか植物の話に転換した。そこで、話だしたのは偏屈親爺である。関西人は雪虫を知るか?と来た。私は、雪の結晶が虫のように見える話かと、文学的にはぐらかしたが、違うと。

白い羽根を持つ昆虫が群れで飛ぶ、それがまるで雪が舞うような風情であるらしい。ホ~~えらい詩人のような心境やな。と、相打ちを打つ。違う違う、これからが如何に自然の生き物が知恵が有るかを開陳すると言う。

(冬の積雪量を予測)

親爺曰く、関西人よく聴けという、この雪虫はこれから来るべき冬の積雪量を予測する能力があると言う。毎年、雪虫が産みつける卵の位置の木の幹の高さが異なるそうな。積雪量が多いと幹の上の方に産む、積雪が少ないと予想すると下の方に産みつけるそうな。

これを、地元の住民は観察して来るべき冬の積雪量を学び冬の準備をするそうな。要は、虫に人間は教えを請うている。

北国を知らない、関西人は雪の北海道とか弘前とか斗南に憧れる。そして、冬の海峡のマグロに憧れる。しかし、どうやら大変であるらしい。しかし、北国の人は辛抱強いと何時も思う、このご両人とも長い付き合いであるが、辛抱して私と付き合ってくれている。

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Comments

JOさん、おはよう
 雪虫ばなし、よいですね。
 これはしらべて、事件のトリックにつかえそう(あ、しまった!)

 雪。怖いようですね。温暖地もんには想像絶する世界だと思います。ところで、南部鉄とかきいたことあるか?
 あの鉄製の品々はなぜ人気あるのかな。寒いところで造ったのは、芯がしっかりしてるのかしら。

 最後は。
 Muは北陸生まれ。いろり囲んで、こたつはいって男は博打、女は近くの寺へ遠くの寺へ、美形美声坊さんのありがたーいお話を聞きにいく(社会的に是認された女性の自由)。そんな印象。
 本当の印象は。雨。雲。
 財布忘れても、傘わすれるな、でしたかな。

Posted by: Mu | 2004.11.18 07:39 AM

Muさん

南部鉄ですか? 茶の湯の鉄瓶どすか? 判らんです、多分に東北大学の鋳金、冶金工学の連中に聴いてみるのが宜しいでせう。

少し、調べましたが東大寺の大仏建立時に東北から寄進された砂金に歴史は始まるそうです。

http://imono.material.tohoku.ac.jp/~jfs/nanbu.html

北陸の人は商売が上手いと聞き及んでいます。例外もあるようですね。

Posted by: jo | 2004.11.18 10:20 AM

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