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白川先生 文化勲章

私の、友人の”ふうてん老人日記”の梅安さんが、素晴らしいエッセイを書きました。是非、私のblogからも飛んで行けます。白川 静先生の記事です。

(学問とは何か)

白川先生の研究者としての道のりは、筆舌に尽くせぬ茨の道であったと思います。当時の甲骨文字の研究は現物が殆ど京都大学が独占していた。先生は、立命館大学でしたが、京都大学に通い甲骨文字の現物を全て、自分の手で写した。

先生曰く、何回も何回も、そして膨大な甲骨文字を写していると、次第に文字が語りかけて来たと言われています。どうして、一つ一つの文字が出来上がったのか?何故、古代の中国の民はその文字を創作したのか?その為には当時の中国の民の世界観、人生観、生活環境、宗教観、自然環境、諸々を理解し究明しないと文字の発生を理解出来ないと。

(全学連の頃)

安保闘争激しき折り、立命館大学も大学紛争に巻き込まれた。全学が封鎖され角棒とヘルメッツトの全共闘のメンバーが占拠していた。しかし、彼らは決して何時までも夜遅くまで蛍光灯の光が燈る、白川先生の研究室だけには迷惑をかけないようにした。イデオロギーとか正義とか政治とかそんなもん、関係無い恐れ多い先生として既に存在されていました。

(世界の宝)

白川先生の中国古代歴史、甲骨文字に始まる漢字の歴史、宗教史、風俗史、ありとあらゆる人間を取り巻く古代中国の歴史の知識は世界の宝であると、私も思う。

漢字の始まりは先生曰く、神との契約事項の記述から始まったと言われる。一文字、一文字に魂が篭っている。
だから、書道がある。梅安さんが言うように、我々日本人は漢字を輸入して初めて、歴史を残せ万葉集を残せ、そして大和言葉を記述する為にかな、カタカナを発明し日本は世界に誇る、文化文明を築く事が出来た訳ですね。

94歳で文化勲章は本当に遅い、よく生存されておられた、本当に嬉しい出来事でした。

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Comments

 白川先生のこのはなし、すこし今のMuには重たいです。

 地味な研究者がなかなか栄誉を得られないのは、みていてはらはらします。
 ほかにも、二三気がかりな方々、おるんです。

 ともかく文化勲章、おそかったですが、よかったと思います。

 

Posted by: Mu | 2004.11.02 05:54 PM

今、日本で必要なのは地味な研究をしている人に光を当てる事が重要と思います。

世界が激動している今、俗世間の話を遮断して、本当に何が真実なのか? 何が大事であるのか? 今後の100年を日本民族はどう針路を取ればいいのか?どうすれば、生き残れるのか?

地味な研究者こそ、今、重要と思います。

Posted by: jo | 2004.11.02 07:47 PM

このページを、私がつくったばかりのBLOGで紹介しようと思ったのですが、本文中でのリンクなどの仕方がわからず、ホームページアドレスだけがのる形になってしまいました。すみません。

Posted by: 佐伯剛 | 2004.11.13 03:29 PM

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