台風22号騒動
2004年10月9日 朝、京都二条賀茂川河畔、定宿”ホテル フジタ”で目が覚める。時計を見る、6時30分である。
玄関ドアの”読売新聞”を眺める。台風が来てる、相当強烈な台風で東海・関東を直撃模様だそうだ。
(風雪梅安一家)
Mu親爺が名前をつけたらしい。梅安の旦那と私の波乱に富んだ企業人生を指すようだ。久しぶりに三人は先斗町の”めなみ”で土瓶蒸しを食し再会した。
何時もの喫茶店”ふらんそわ”でコーヒーを飲む。そして、料亭”一力”のガレージのホンダ”S800”を眺めに脚を運ぶ。何時も、2台の栄光のホンダS800は鎮座する。同年代の我々三人にとりS800は青春の憧れの象徴である。
(イノダ珈琲健在なり)
Muさんの話では数年前に全焼したそうな、今は立派に再建されている。懐かしい京都の風情が残るお店である。
あいにく、私は風邪を引いてしまい梅安さんに頂いた、”ルル3錠”を飲んでいる。少しずつ身体は回復し、Muさんのサンドウィッチを横から失敬する。なんと平和で落ち着いた風情であるか、これが京都である。
先程、四条駅前の”鰊蕎麦屋”さんで何時もの、”鰊蕎麦”を食べた直後であるのに、サンドウィッチを頂く。Muさんの車で”ホテル フジタ”に送って頂く。Mu親爺は車の中が一番平安なのだそうな、初めて聞き及んだ。
(そうそう、台風の話)
東の国より来訪している、二人は急いで京都を脱出するために京都駅に急ぐ。もうすでに、新幹線は遅れが出始めている。幸い、10時前の”のぞみ”の席を確保して足早に車中の人になる。
梅安親爺はエンジニアである、”台風の速度は時速50キロ、新幹線は200キロ以上であり、競争しても大丈夫”と理屈を述べる。大井川、富士川はまるで黄河のような色彩で暴れている。徐行で30分から40分は遅れたが無事辿りついた。
台風のお陰でMuさんと梅安さんと私の再会も初秋の京都を愛でる会合にはならなかった、しかし、雨の中落ち着いた話が出来た。これも素晴らしい一期一会の出会いであった。
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Comments
JOさん
イノダ本店は年に一回程度いくけれど、あんな風に空いていて、庭に面して、吹き抜けの下で珈琲をのむと、絶品ですね。横の硝子が清潔に磨かれ透明だったことが、とてもうれしかった。
しかし、イノダ珈琲で、真っ昼間からあれだけビールを美味そうに飲む風雪梅安一家は、酒でしんしょう潰すね。
私は、ねっちりと、ずびずびと、珈琲と水だけ(笑)
Posted by: MU | 2004.10.09 10:01 PM
Muはん
梅安さんはしょうがないんです、アルコールとカフェインが必要なんやね。燃料みたいなもんと違いますか?
私はビールが好きですが、あの御仁は少ししかビールは飲めないようです。帰りの新幹線ではビールは2缶目は殆ど飲めなくて、代わりに私が飲みました。
イノダ珈琲はいいですね、雰囲気が大好きです。次回、又、再会時には足を向けましょう。
Posted by: jo | 2004.10.09 10:27 PM