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伯耆大山 山麓 古代の世界

学生時代に3~4回は伯耆の国『大山(だいせん)』に登った。中国山地の蛭がせんから登ったり、日本海側から登ったり、志賀直哉の『暗夜行路』の場面を想像しながら日本海の夜明けを眺めたり楽しんだもんです。

(上淀廃寺遺跡)

1991年5月に衝撃が走りました、白鳳期の彩色壁画発掘のニュースでした。法隆寺と同じ形式の塔と金堂が横に並ぶ伽藍の『上淀廃寺』の発掘でした。このあたりは歴史は古く、朝鮮半島特に、高句麗・新羅の国から船に乗るとこの大山が大きな標識になり行き来が有りました。飛鳥朝廷が大和で花が咲いていた時代、負けずにこの日本海の大山山麓に見事な文化が花開いていたのです。

上淀廃寺Web
淀江町歴史民族資料館

金達寿さんの説によれば、『日本書記 宣化紀』に新家連(にいのみのむらじ)という渡来人の名前があり、古代淀江の支配者は新家の一族であり『上淀廃寺』は彼等の氏寺ではないかと。

(妻木晩田遺跡)

四隅突出型古墳の大がかりな発掘の成果もでました。淀江ですね、当時会社の同僚で清水さんという人がおられまして(今でも時折宴会してますが)友人がこの発掘をされた佐古和枝先生でした。前方後円墳の謎を解くこの特異な古墳群は注目を浴び当時、国立歴史民族博物館館長の考古学者の(故)佐原先生も注目されておられました。

妻木晩田遺跡佐古先生
妻木晩田遺跡Web
佐古先生Web

文化の中心としての大和思考からは、この日本海(大陸から見れば表日本)に面した因幡・伯耆の国に強力な権力と素晴らしい文化がある事を理解できないが、それは誤った発想かも知れません。

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Comments

JOさん
 読みやすい文章でひとつ気が付いた。
 私も、徐々に改良するけどな。

 この記事は興味があるけど、何度よみかけても途中で頭が他の所へ移ってしまった。
 理由は、漢字に読み仮名がないから、読みにくい。
 学生が以前「よみがなさえあったら、まあ、読む気がおこる」というておったのを思い出した。

 ほうきだいせん、までは分かる。
 上淀(これ、カミヨド?)
 淀江町(これ、ヨドコウチョウ、ヨドエマチ?)
 妻木晩田(ツマキバンダ? おお、わからぬ)
・・・
 つまり、よめそうでよめない、確信をもてない地名なんかが、一番しんどいな。
 そういえば、住んでいた車折(くるまざき)、太秦(うずまさ)、帷子ノ辻(かたびらのつじ)、こんなんJOさん読めるか?
 葛野はね、かどの、ですよ。屑の、やない!

Posted by: Mu | 2004.07.10 08:34 AM

Muさん ご忠告有り難う!

ついつい、読み仮名を忘れます。誰でも、最初は知らない訳ですからね、然も、日本は難しい。
上淀廃寺(かみよどはいじ)
淀江町(よどえちょう)
妻木晩田遺跡(むきばんだいせき)
志賀直哉(しがなおや)
暗夜行路(あんやこうろ)
大山(だいせん)

大山、孝霊山(高麗山)の麓は古代より開けた都でした。

Posted by: jo | 2004.07.12 08:30 AM

JOさん、ひどいなぁ。

志賀直哉(しがなおや)
暗夜行路(あんやこうろ)
大山(だいせん)

こんなんてぇ。
文士浅茅原へケンカうってるのかぁ?
と、瞬間おもったが、よく考えると、若い人って、読めない人がいるね。

Posted by: Mu | 2004.07.12 09:07 PM

せんせ
冗談ですがな、ついつい調子にのり漢字をひらがなにしました。最近の若いものは瘋癲老人の日記にでる漢字が読めんのです。驚いた経験があります。

Posted by: jo | 2004.07.13 10:01 AM

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