一所懸命 We若者経営者達
恵比寿のベトナム料理のお店”We"については以前紹介しました。私も約70名のベンチャー企業を経営しているが若者経営者に学ぶ事が多い。
(ベトナム研修旅行)
経営者の若者T君はベトナム駐在の経験があるが、社員の人は経験が無い。”ベトナム料理”の看板を掲げている限り社員の全てがベトナムについて文化を理解しない限り料理は出せない。定期的にT君は社員を連れてベトナムに行く。安いホテルに皆で一緒に泊まる。
感激したのは、お店で使うお皿とか食器類を現地で買い求め、全員が自分の手で日本迄持ち帰る事である。
輸送すれば簡単である、しかし日本に帰国後その食器を使うのである。自分達が大事に日本迄持参した食器には愛情が籠もる。決して粗末には扱わない。お客様に出す時も丁寧にテーブルに置くでしょう。私は若者T君の話を聞いて感激した、サービス業とは奥が深いと。みかけだけサービス業ですと体裁を作っても、中味の精神構造が出来ていなければ意味が無いし、直ぐにお客にバレてしまう。
(ゴルフはもったいない)
T君、休みはゴルフをするかい?確かご両親はお好きだと聞いていますが?彼はこう答えましたね。
”ゴルフは好きだけど、お金がかかります。草野球チームを結成していて、年間1万円の会費で楽しめます”
参りました。私は今年の二月にラジコン飛行機のプロペラで右手指3本を痛め、クラブを握れなくないゴルフは断念しましたが、この若者は合理的である。
(企業研修の講師で出掛ける)
先日お店に顔を出すと、蒲田の有名な”インクス”という金型の世界屈指の会社の社員研修の講師に招かれたと言う。お前、何教えに行ったんや?
はい! 社員皆さん経営者になった積もりでお店を開いて、席の数とか諸々条件設定して、損益分岐のシュミレーションをやらせました。
確かに、こいつは慶応の藤沢を出た男やけど、たいした人物やと思う。
今年の春頃にお店に顔を出して、お客様の到着をお待ちしてると、こいつが出勤してきて背広姿である。
お前どないしたんや~~?そないなサラリーマンみたいな格好して~~?
はい、先輩、税務署の帰りですとさ。 嬉しいね!昔の関東侍 ”一所懸命”をみさせてもらった。
解説:一所懸命 ・・・・広辞苑解説 賜った一箇所の領地を生命にかけて生活の頼みとする事。また、その領地。
物事を命がけですること。必死。
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- We 2号店オープンハウス(2005.02.19)
- 安芸路 虎ノ門(2004.11.10)
- 虎ノ門 蕎麦『砂場』(2004.11.01)
- 友、遠方より来る!(2004.10.25)
- ドラキュラの葡萄(2004.10.10)
Comments
joさん
ヴェトナム持ち帰りの皿話はよいねぇ。
仕事、勉強、人ごとと思っているうちは、あかんと思いました。
私も、ラジ模型ヘリで、指の数本詰めないと、駄目かもね(笑)
Posted by: Mu | 2004.06.08 09:00 AM
Mu先生も昔、ソフトハウスの経営の御経験がおありですので、御理解いただけたようですね。
給料は皆一緒やそうです、原始共産社会やね。しかし基本の経営学を学んでいるので、筋が通っている。
私は若者に迷惑にならんように、何時も夕方6時30分から9時迄においとましている。
Posted by: jo | 2004.06.08 10:40 AM