飛行機は何故飛ぶか?
私は長く、飛行機の飛ぶ原理としてベルヌーイの法則であると信じていた。しかし、最近のラジコン飛行機はこの原理を無視している。しかしそれで、見事に飛んでいる。何故か?
(クラーク Y の翼原理)
学校で勉強した翼の形は下が水平で上の形が蒲鉾形で丸く膨らんでいる。従い、翼の先端部から風を受けると下の翼の後縁部までの距離は短いので上の翼を流れる風は急がないと,下を流れる風に追いつかない。よって、翼の上を流れる風は速度を速めて下を流れる風と合流しようとする。そこで、翼の上の気圧が下がり翼は浮くのである。所謂、浮力の原理である。機体の重量に比較して、高出力馬力が出せるエンジンが開発されるまではこの原理がもっともであった。
(大馬力エンジンの出現)
星型エンジンのレシプロ方式ではなく、ジェットエンジンの出現により馬力を得る事が出来た。従い、翼の浮力に期待しなくても、海の中を泳ぐ”まぐろ”のように翼は浮力が必要なく、むしろ抵抗が無い方がベターであると。必要な時に翼の仰角を変えて力学的に上の方角に力を向ける方式となった。皆さん、F18フォーネット戦闘機の翼はクラークYですか?違いますね。海の中を高速で泳ぐ、マグロの胸鰭、尾びれの格好です。
(ファンフライ機 失速系ラジコン飛行機)
最近のラジコン業界ではファンフライ機が全盛です。翼は平らな板でいいんです。水平に移動する時はお尻を落として翼に仰角をつけて力の方向を斜めうえに向ければ宜しい。これを、コブラ演技と呼ぶ。
飛行機を垂直に立ててプロペラの浮力だけで機体を支える。(高出力エンジンが必要)所謂、フォバリングと呼ぶ。
実際の飛行機では経済的に機体の重量に比較して不経済な高出力エンジンを搭載しなければならないので、無理である。
何を、言いたいのか? 今まで、飛行機はベルヌーイの翼の浮力原理で飛ぶと信じていたが、流体の中で飛行する魚とか、ファンフライ機の翼を見てこれは、違う世界があると感じたた。
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Comments
joさんや
ところで「ファンフライト」って、なんのことでしたっけ?
(はじかしい)
にもかかわらず、コブラツイストじゃなかった、コブラ飛行がよくイメージできました。なんとなく、立ち泳ぎみたいな雰囲気ですね。
実機の着陸は、お尻から機首をあげたまま降りる(joさんなら落ちる)ようにイメージしてました。
ともかく、翼がただの板でも、推進力さえあれば飛行機は空を飛ぶのがよく分かりましたよ。
ホシタラ、タダの棒きれでも浮くかもしれんなぁ。(ああ、プロペラが回る先に、棒きれがまわって、どもならんか)
Posted by: Mu | 2004.06.08 09:08 AM
Fun Fly 要は 『陽気な蠅』と呼びましょう。
特徴は飛行機を停めると言う事やね。胴体は板で
主翼も板か対象翼で且つ分厚い。動翼が極端にデカイ!のが特徴でエルロン、ラダー、エレベータ全てがでかい! 常に失速させて大きなプロペラでピッチの極端に小さいものを使い、且つ、4サイクルエンンジンのトルクの強い強力エンジンを搭載する。
高速で飛ばすとバラバラになるな。機体の形は三枚降ろしの魚を二枚90度で十文字に接合したようなもんや。
私も今度の夏合宿で飛ばそうと計画中どす。
ラジコン屋は変な奴が多くて、子供がプールで使う『ビート板』にエンジン付けて、飛ばしてる阿呆もいるよ。
Posted by: jo | 2004.06.08 10:56 AM
joさん
『ビート板』にエンジン付けて、飛ばしてる阿呆もいるよ。
↑この、ノリでんがな。
やっぱり、おるんやね。
(畳はおらんかいのう)
Posted by: Mu | 2004.06.08 11:34 AM
畳を飛ばしたら『ゲゲゲの世界』
絨毯飛ばしたら『アリババの世界』
雑誌によると、『どれえもん』飛ばしてる人がいたな~~。(竹コプターつけて)
Posted by: jo | 2004.06.08 12:34 PM