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まっか瓜は何処へ

昭和20年代後半の夏の畑の風景です。
自宅の家庭菜園の様子は以下のようであった。

(家庭菜園 風景)

・胡瓜・・・・・棒を建てて胡瓜の軸を固定し、根性の曲がったような風体の胡瓜がぶら下がる。真っ直ぐなもの稀有。

・トマト・・・・・大きさは不揃いであるが、井戸で冷やした真っ赤なトマト。かぶりつく、じゅわ~~!美味い。

・西瓜・・・・・こいつの世話も結構面倒臭い。受精もせんといけないし、お尻に藁の座布団を敷いてあげないとお尻が真っ白になる。これも、井戸で冷やして車座の真ん中で割る。銀色というか黄色の西瓜もあったな。

・茄子・・・・・あまり好きではなかったので、印象が少ない。ヘタがトゲトゲで注意が必要でしたね。

・枝豆・・・・・今より遥かに美味しかった。

・まっか瓜・・これが私の最高の御馳走でした。黄色くて楕円形で香りが強く、とにかく甘い。一番美味しいのは種だらけの内臓みたいなやつ。大人は面倒なので捨てるので、それを回収して食べていました。21世紀の今、何処へ行ってしまったんでせうか?私は、マスクメロンより好きです。

・へちま君・・こいつは食べれないけど、子供にとっては相棒のような関係でしたね。”へちまコロン製作”では茎を切り瓶に切り口を差し込み、へちま君の美容液を収集する。巨大になれば、それを乾燥させて水に漬けて、最後に種を多量に回収する。そして、お風呂のタワシになる。

夏の畑は本当に、子供にとり ”高級レストラン”でありました。

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Comments

 本当に小さい頃の「夏の畑」のこと、よく覚えていらっしゃいますね。家の近くで畑を借りているので、この文章を読みながら「そうそう。」ってうなずきながら読みました。

 スイカは、受粉させないとうまくできないんですよね。収穫時期が分からないから、受粉させてから50日目ぐらいに取ってました。
まっかうりも作ってましたよ。素人が作るからそんなに甘くはできませんでしたけど、冷やして食べるといくらでも食べられるんです。種はやっぱり捨てていました。
 枝豆は、今も田んぼの畦で作られています。一度田んぼのおじいさんにその枝豆をもらったことがありますが、ホントに甘くて濃い味がしました。

 ・・という畑も、昨年の冬、大根を一夜にして60本盗まれたので、借りるのをやめました。世知辛い世の中になったものです(;_;)。

Posted by: wd | 2004.06.19 09:05 AM

え!
大根を盗む不埒な奴がいるんですか?しかも60本も?
これは、衝動的犯罪ではなく、罪の重い~~~計画的犯罪ですな。
そいつは60本も盗んで(よく数えていましたね?)自宅で、沢庵でも製作しとるんでせうか?それとも、フロフキ大根が好きで数カ月分の食料を備蓄する積もりなのでせうか?

西瓜は楽しいですよね、成長するのが楽しみでした。その後、枕みたいな”黒部スイカ”には驚愕しました。西瓜にも色んなものが存在する事を。

中国の旅にでると、西安でも北京でもデザートは何時も西瓜でしたね。中国の人も西瓜がすきなようです。

Posted by: jo | 2004.06.19 10:49 AM

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