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日本人とは何か

”日本人とは何か”  日本の古代 別巻 岸 俊男・森 浩一・大林太良 編 中央公論社   ISBN4-12-402549-1 2200円  1988年10月 初版 

監修
貝塚茂樹 江上波夫 司馬遼太郎

1.東アジアのなかの日本民族の形成と文明の曙
 ・・・・・・・江上波夫

2.日本の文字文化を銅鏡にさぐる
 ・・・・・・・森 浩一

3.王権の系譜ーーー大嘗祭と磐井
 ・・・・・・・大林太良

4.万葉挽歌の世界
 ・・・・・・・和田 卒

5.古代日本人と銭貨
 ・・・・・・・栄原永遠男

6.日本古代の人口
 ・・・・・・・鎌田元一

7.日本のなかの律令制
 ・・・・・・・狩野 久

8.古代史と身辺雑話
 ・・・・・・・司馬遼太郎


実は日本の古代 全15巻 が編纂された。しかし、これは最後の別巻として”日本人とは何か”という学者の世界だけでは解決出来ない未来に向った、というか、若者にまだまだ、判らん事ばかりだよ~~~と、呼びかけた記録である。

日本人を考えることは簡単ではない、複雑な民族の移入の連続であり、私が考えるにユーラシアの東の終着点であり且つ、融合しなければ生きてゆけない、他に行く所が無い世界でした。
このように、大陸では考えられない終着点の環境が日本人の精神構造と社会システムを作り上げて来たと考えます。

この別巻はそういう意味で、変な、学問とは少し距離がある本として作らざるを得なかったようなそんな本でした。

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Comments

いい本をおもちですね。

Posted by: Mu | 2004.06.12 08:45 AM

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