街道をゆく
街道をゆく 司馬遼太郎 0026-253928-0042 朝日新聞社 昭和46年9月25日 第一刷発行 520円
(扉)本書には”週刊朝日”昭和46年1月1日号・連載第一回から7月9日号・第二十八回分迄を収録
目次
・楽浪の志賀
・湖西の安曇人
・朽木渓谷
・朽木の興聖寺
・大和石上へ
・布留の里
・つば市
・三輪山
・葛城山
・竹内越
・武蔵のくに
・甲州街道
・慶喜のこと
・小仏峠
・武州の辺境
・葛城みち
・葛城の高丘
・一言主神社
・高鴨の地
・長州路
・壇ノ浦付近
・海の道
・三田尻その他
・湯田
・騎兵隊ランチ
・瑠璃光寺など
・津和野から益田へ
・吉田稔麿の家
司馬さんが死ぬまで続けられた、ライフワーク”街道をゆく”の原点がこの一冊です。
語り部、司馬さんには時空を越えて風景が見える。司馬さんの小説、対談集、は殆ど読みましたが、街道をゆくは全ては読んでいない。これからの人生、”街道をゆく”を片手に旅をする事を楽しみに残してある。
最晩年に小学生の教科書に書かれた”21世紀を生きる子供達へ”。私は、その文章の中で、21世紀の時空で彼が子供達に出会い、話し掛ける場面で涙が出た。
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Comments
JOさん
街道を行くは、ほんのわずかに読んだ記憶があります。
けど、目次みて、この第一巻はなんとしても読まずばなるめぇ、と思った。
読んだらいつか書評というか、感想をかきますよ。
Posted by: MuBlog | 2004.05.26 06:21 PM
是非読んで下さい。海人族の湖西古代から始まり、戦国の信長が朝倉攻めで思わぬ、浅井の裏切りに会い、ほうほうのていで朽木渓谷の20キロを逃げ延びる、その手先を悪玉、松永弾正が行う。そして卑弥呼の故郷、三輪山に戻り、遥か大和朝廷の起源を辿る。そして生まれ育った葛城が来て、又、幕末動乱の慶喜、そして先生の好きな新撰組の精神構造に触れる。目を西国に放ち、幕末維新の長州に触れ、栄華を誇った平家の儚き最後、壇ノ浦。この第一回の精神の旅は司馬さんの全てがあるように思えます。
Posted by: jo | 2004.05.26 06:51 PM