コンテンツ時代(清明上河図)
浅茅ヶ原の旦那より、コンテンツ時代の話を所望されているので、恥ずかしい歴史ですが私が特に関係したものに触れて行きたい。
先ず今回は台北の故宮博物院と台湾のLee&Lee commmunicationsの会長、総経理の人々との出会いによる作品群に触れてみたい。
『清明上河図(せいめいじょうがず)』のCD ROMを出版した。この絵巻物は中国の人々にとり、心の故郷と言われています。中国の人々とお付き合いされるならば、先ず、この絵巻物について知識が無ければ到底本当の腹を割った付き合いが出来ません。それだけ、中国の人にとり重要な作品だそうです。
理想とした国家の姿、繁栄した都、人々の活気に満ちた風景、この様な世界に誇れる国が中国である。この作品は北宋の都ベン京(現在の開封)の風景を描いた長尺の絵巻物であり、原作は北宋の時代に画家『張択端(ちょうたくたん)』が描き、今は北京の故宮博物院に保管されている。
その後、歴代王朝はこの絵巻物を描き続けて、台北の故宮博物院には清王朝の乾隆帝の勅命により宮廷画家たちが描いたバージョンが存在します、私は近畿大学教授の古屋先生の御協力を得てCD ROM版を出版しました。 (概要) 絹本、高さ35.6cm,長さ1152。8cm 1736年(乾隆元年)12月15日完成
ISBN4-89446-747-X C1871 この絵巻物に惹かれたのは、当時(北宋時代)の都の有り様が克明に描写されている事です、人物、動物、建物、・・・・・・・CD ROMではこれらの詳細について、絵巻物を楽しみながら検索できるようにしました。できる限り、中国の人々の気持ちを伝えたいと思いました。 CD ROM 清明上河図
この絵巻物は北宋の時代より日本にも影響し、数々の繁栄した都の模様を細密画で描くようになりました。 撮影秘話としては、この巻物は保存の為に何人たりとも巻物を開く事は許されません、今回の出版にあたり初めて撮影が許され、巻物を開く時に1回、巻き戻す時に1回と2回の撮影が許されました。故宮が誇る至宝中の至宝です、台北故宮での発表会への出席、日本での発表会と燃えていました。
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Comments
JOさん、初っぱなから感服いたしました。
すばらしいご経験ですね。
見直した。
うん。
なんとか、こういう経験が、将来さらにうまく軌道にのらぬものだろうか。(いやいや、日本全国トンデモ話と言ってはいない)この清明上河図は、うまくいったのだろうけど、多分、内容の充実と、普及とは違う面がおおいのだと思う。
今後、このblogシリーズ楽しみです。カテゴリー名も追加して「コンテンツ時代」とでも記してくれた方が、後日扱いやすいです。
Posted by: Mu | 2004.04.13 06:54 PM
筒井社長どの
昨日は遅くまでお付き合い頂き、いささか,お疲れのことと思います。金融時代の先輩とは知らずに失礼しました。到底、社長の博識にはかないませんが、トレッキング、歴史とアマチア無線(15年前まで家内とCQしていました)と趣味も似ていますし、非常に身近に感じさせて頂きました。そして、楽しい話をお聞かせ頂き感謝しております。また、機会があればゆっくりと、歴史の宝庫である九州めぐりに奥様とご一緒ください。
今後とも、仕事でお世話になりますが、宜しくお願いします。
取り合えず、お礼まで。 小林 啓一
Posted by: 小林 啓一 | 2004.04.13 07:32 PM
小林社長様(エコ-電子殿)昨夜は御馳走になりました。特に”えつ”という魚は初めて食しました。父の故郷有明海から遡上してきた初夏の魚なんですね。久しぶりに父の故郷の人とお会い出来てまるで父親の影(失礼)を見てるようで気持ちが高ぶりました。蒲田時代に同じフロア-で御一緒出来ていたとは奇遇でしたね。これも、何かの御縁でしょうね、これからも末長くよろしゅうお願いします。今度は,夷は東京で(御免なさい東京の人には・・・堪忍)美味しいワインを飲みにゆきませう!
Posted by: jo | 2004.04.13 10:14 PM
浅茅が原先生、恐れいりますが、商売としてはいけませんね!でも学校では是非このようなCD ROMを教材にして欲しいです。How toを幾ら教えても意味が無いと思います。台北故宮博物院の地下数百メ-トル(核攻撃を受けても大丈夫な所に保管されています)に保管されている民族の宝に出会う事が出来た感動は筆舌を超えます。私達日本人は多くの事をユ-ラシアの大陸の人々から学び、朝鮮半島の先進文明に教えて頂きました。謙虚に事実は事実として受け止める姿勢を子供達に教える必要ガあります。何か、時折真面目になりますね?やはり、私はお笑いblogが一番でしたね。
Posted by: jo | 2004.04.13 10:46 PM